アルボワ・シャルドネ・サヴァニャン・ニュアンス2018ジェローム・アルヌー
ティソの右腕、ジェローム・アルヌーの造る
ジュラワイン。
フランス/ジュラ
やや濃いメの黄金色。やや酸化したニュアンス
をともなう複雑な香り。たっぷりとした
凝縮感のある果実味と酸、蜜を思わせる
ドライな旨み、バランスも良く飲み応えのある
ワインです。香り同様味わいも複雑で、様々な
要素が詰まっています。
ワインとしての完成度も高く、ポテンシャルを
考えるとこの価格はかなりお買い得だと
思います。是非、お試し下さい。
(コメント2021.4入荷時)
以下インポーター資料より抜粋
(2021.4入荷時の資料)
品種:
シャルドネ75%、サヴァニャン25%
土壌:
東向き。トリアス紀の粘土質土壌50%
南西向き。バジョシアン紀の
石灰質土壌50%
醸造、熟成:
除梗して12時間デブルバージュ。
空圧式で圧搾。
野性酵母を使用して発酵。
サヴァニャンは小樽、シャルドネはフードルと
呼ばれる大樽で2年半熟成。サヴァニャンは
補酒せず。瓶詰め前にアッサンブラージュ。
清澄は行わない。軽くフィルターして瓶詰。
味わい:
非常に複雑な味わいのワインです。
クルミやセロリと同様にヴァニラの香り。
余韻までスムーズに広がります。
キノコ、特にモリーユ茸のクリーム煮や
カレースパイスを用いた料理、チーズなどと
相性が良いです。
煮詰める前、温めたマーマレード、フィノを
思わせる産膜酵母の風味が混じる。
フレッシュで溌溂とした酸を含んだ果実と
ホイップクリーム。ゆらゆらと揺らぐような
液体の広がり。熟した蜜柑。たっぷりとした
エキスをレモンのような柑橘系の酸が
しっかりと支えている。甘く熟した蜜柑の
ような蜜を見せる戻り香。わずかな酸幕が
余韻をとても長く繋いでいる。
シャルドネの溌溂とした液体の柔らかさに
ウィヤージュしないサヴァニャンの香味が
重なり絶妙なバランス。ニュアンス、陰影、
曇りを意味する言葉がストンと腑に落ちる。
酸幕熟成のおかげで抜栓後の持ちは非常に
高い。クラシックなジュラを高度な造りで
綺麗に再構築した逸品。
(2021年4月 村岡)
(インポーター:オルヴォー)
商品コード:13588
ジェローム・アルヌー(Jerome Arnoux)
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ
(La Cave de la Reine Jeanne)
以下インポーター資料より抜粋
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルの
ネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと
妻のベネディクトにより設立されました。その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。
ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで
彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、
ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)は
アルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)
を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、
1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)
と結婚したジャンヌ。フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市
ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、
屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。この歴史的建造物は当初、
この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと
有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが
可能となっています。 常にコストパフォーマンスの高いワインを提供し続ける
カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
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