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小公子2019ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン

通常価格 (税込)
6,820円 (税込)


山ぶどうで造られる、今までの日本ワインの
概念を変えてくれるポテンシャルの高いワイン。

さすがに香りは閉じ気味ですが、黒系果実、
スパイス、など複雑感があります。濃厚かつ
柔らかな果実味、ビターなニュアンスと
心地よいタンニンが一体となって、ワインに
幾層もの厚みをもたらしてくれています。
ヨーロッパ品種には無い印象のワインです。
ワインそのもののポテンシャルは非常に高く、
今飲んでも十分美味しく楽しめますが、
ワインの可能性は無限大に広がっていくと
思います。日本のグランヴァンと呼ぶに
ふさわしい1本です。是非お試し下さい。
(コメント2020.12)

以下生産者資料です。
(2020.12入荷時の資料)

はじめに なぜ日本固有種にこだわるか。
ワインの品質はテロワール(気候、土壌など)
と単位面積当たりの収量でほぼ決まります。
日本は畑の狭さや人件費の高さの問題があり、
いかに狭い土地で高い収量をあげるかを
目指す傾向にあります。高収量の葡萄で
ワインを造ると、水っぽい薄いワインに
なります。ヨーロッパの品種を高温多湿の
日本で植えても、病気に弱いので農薬を
たくさん撒く必要があり、肥沃な土壌では
葡萄が沢山出来るので、完熟した葡萄を
作るのは難しいです。世界に通用する品質を
目指すならば、ヨーロッパ以上に収量を
落とすことが必要となるでしょう。
そうするとワインの出来る量は減るので、
値段を上げる必要があります。それでは
経営として成り立ちにくいです。

世界に通用する日本ワインとは日本の気候に
あった日本独自の品種を使うことが必要です。
他にない個性を持つことがワインの価値に
つながります。幸いに、日本にはヤマブドウ
という土着の品種があります。
しかも固有品種は日本の気候に適応して
いるため病気耐性に優れています。露地で
有機栽培が可能です。古くは、1万年以上前
の縄文時代の遺跡からも山葡萄の種が
発見され、また、古事記や日本書紀にも
記載されている日本人には太古から縁のある
ものです。滋賀県甲賀市の紫香楽宮
(しがらきのみや)から、約六百個の
ヤマブドウの種が出土し、ワインを醸造
していた可能性があり、正倉院にはワイン
グラスのようなガラス細工が残っている
ことから聖武天皇はブドウ酒を飲んだかも
と橿原考古学研究所の菅谷文則所長も
語っています。
ヤマブドウの品質に目を向けると、
小さい実で、糖が高く、しかも酸も高く、
タンニンが豊富です。すべてグランヴァンに
必要な要素です。(亜硫酸無添加のワインを
作るのにも適している要素です。)

山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので
安定した栽培は難しいですが、その交配種を
使えばその問題もクリアできます。小公子は
日本の遺伝子を組み込んだ、露地で有機栽培
できる品種です。


このワインはその小公子を作った澤登家の畑。
山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。
澤登早苗さんは恵泉大学教授、日本有機学会長
でもあります。その葡萄をラ・グランド・
コリーヌ・ジャポンが岡山で、フランスで
培った知識と経験に基づき醸造しました。
添加物を一切加えず、フィルターも熱処理も
していない本物の自然派ワインです。

ワインの特徴: 赤ワイン
ぶどうの産地:山梨県山梨市牧丘、
岡山県倉敷市
 
ぶどうの品種:
85%小公子 15%ふじのゆめ

ぶどうの樹齢:
小公子:約15年と約30年
ふじのゆめ:6年

土壌:
小公子:淡色アロフェン質黒ボク土
ふじのゆめ : 真砂土

醸造法:
葡萄を収穫後、冷蔵して岡山に輸送。
葡萄の房を丸ごとタンクにいれて、3週間
マセラシオンカルボニックを行う。
その後、タンクにはいり、足によって葡萄を
潰します。それを三日間行った後、タンク
から葡萄を取り出し、伝統的な垂直式プレス
によって、2日かけてゆっくり絞ります。
ワインはそのまま樽に詰められ、発酵を
続けます。発酵後もそのまま9か月間熟成。
タンクにいったんワインを戻し、味わいを
均一化したあと、重力を用いて瓶詰。
一度もポンプは使用しておりません。
亜硫酸など一切無添加。フィルターも熱処理も
していない微生物のバランスで味わいが
保たれている本物のワインです。そのため
若々しい果実味溢れる新鮮さとスパイスが
綺麗に調和しております。口当たりはとても
濃厚かつ柔らかく、いままでの日本ワインの
概念を変えてくれることと思います。
飲み頃は15-20年後と思われます。
気の長い話ですけど。


※亜硫酸無添加ですので、14度以下
での保存をお願いいたします。


(販売元:ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン)
商品コード:13107
  • 750ml

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  • 生産者情報

ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン(La Grande Colline Japon)


フランス コート・デュ・ローヌの自然派グランド・コリーヌの大岡氏が日本で造るワインです。

<以下インポーター資料より抜粋>

大岡弘武氏プロフィール 1974年、東京生まれ 1997年、渡仏。ボルドー第2大学・醸造学部で2年学ぶ。
2年目のカリキュラムで現地研修があり、あいにくティエリー・アルマンが都合悪く、
ドメーヌ ジャン・ルイ・グリッパに入る。研修後、そのままグリッパ(ギガル社傘下)に残り、栽培責任者として重責をこなす。
2003年1月から正式にティエリー・アルマンにて栽培、醸造の仕事に従事。

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