エリクシール・ド・ジュヴォンス2020 グザヴィエ・マルシェ
オレンジワイン的な色調をしていますが、
こちらはマセレーションではなく、
やや酸化的な熟成を施しています。
●産地:フランス/ロワール
●呼称:ヴァン・ド・フランス
●ブドウ品種:シュナンブラン
●容量:750ml
●白ワイン
思ったほど酸化的なニュアンスは無く、柑橘系の果実、
オレンジピールなど複雑感のある香りが広がります。
エキス系詰まった果実味、伸びやかな酸、ドライで
引き締まった味わいでバランス良く、心地よいアフターが
たまらなく良いです。自然派のネガティブ感もなく、
安心して楽しめます。
(コメント2022.2)
以下インポーター資料です。
(2022.2の資料です)
「若さの霊薬」と名付けられたこのワインは、
収穫量を抑え凝縮した樹齢約40年のシュナンブランから
造られる、やや酸化的な条件で熟成させる白ワイン。
ヴィンテージにより、そのシェリーのような酸化的な
味わいの強弱は異なりますが、2020VTはその酸化的
ニュアンスは穏やかで、フレッシュかつドライに
仕上げられました。シスト土壌に植えられた
シュナン ブランで、ダイレクトプレスし、
ステンレスタンクで発酵、熟成。厳密なろ過や清澄作業も
行わず、瓶詰め時の亜硫酸も無添加。抜栓直後は若干
クリスピーなガスを感じますが、すぐ気にならなくなります。
濁りのあるオレンジ掛かった黄金色の外観。
完熟のグレープフルーツや花梨、フレッシュな白桃に加え、
オレンジピールの様な苦みを含んだ香りが立ち昇ります。
口に含むと濃厚なネクターの様な凝縮感を感じますが、
あくまでドライな味わい。例年は蜜っぽいニュアンスや
適度な残糖を感じますが、このヴィンテージは非常に
ドライかつ凝縮した味わいになっており、芯のある
味わいを感じられます。抜栓後も不安定になる事はなく、
安心して飲み進めることが出来ます。
(インポーター:野村ユニソン)
商品コード:14090
グザヴィエ・マルシェ(Xavier Marchais)
以下インポーター資料より抜粋
グザヴィエ マルシェと言えば、システムエンジニアから自然派ワイン生産者に転身した異例の経歴の持ち主。
会うとマシンガンのように話続ける情熱家であり、仕事や生活における選択のひとつひとつを自然なものに限定する
スーパーナチュラリストでもあって、それでいてヘビーメタルが大好きなワイルドな一面も。
ワイン造りで最も大切なことを尋ねると、他の生産者の例に漏れず「畑仕事」と答える彼ですが、
その畑での仕事においては、とことんまでリスクを取ります。
数ある畑仕事のなかでも最も重要だと語る剪定では、どこまで一房のブドウ、一粒のブドウに
力を込めることができるかを考えぬいた剪定を実践します。
霜の被害や雹(ひょう)の被害、その他の病害や挙句には鹿などの獣害まで、ブドウを失うリスクは
収穫のその日まで多数あります。近年の異常な気候の連続を考えれば、リスクヘッジとして
ある程度守りにはいった剪定や栽培方法を採用するのは、ある程度仕方がないとも思いますが、
そこで一歩も二歩も踏み込んで、ブドウ樹の生態とワインの品質にとって最良と考える攻めた栽培を実践します。
このハイリスク・ハイリターンのワイン造りは、ボジョレーのフィリップ ジャンボンの姿と重なります。
そんなグザヴィエ マルシェにとって、彼自身の内から湧き上がる様々な好奇心を反映させるのは
ブドウを収穫した後の醸造の作業です。
自然と生態によりそった究極の栽培というのは、自然とシンプルなものとなります。
グザヴィエにとっては、研ぎ澄まされた精神で向き合うシンプルな栽培を経て得られたブドウ、
その魅力をどう引き出していくのかを楽しめるのが、醸造なのだと言います。
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