デス・ヴァーゼン・フェット・ボイテ2019 ヴァイングート・ヴァインライヒ
ドイツの新世代ヴァインライヒの造る自然派ワイン。
●産地:ドイツ/ラインヘッセン
●ブドウ品種:シャルドネ100%
●容量:750ml
●白ワイン
しっかりマセレーションしているにもかかわらず、
やり過ぎ感がないのがいいですね!果皮のニュアンスも
しっかりと感じ、タンニンも感じますが、それでいて
心地よい飲み口があり、造り手のセンスが光ります。
複雑感があってバランス良く、ドライで飲みごたえの
あるワインです。
(コメント2022.1)
以下インポーター資料です。
(2022.1の資料)
ワイン名を直訳すると「狂気、太った、盗品」だが、
意訳すると「ばかげている、理解できないことをする」
という意味合いになる。白ブドウ(シャルドネ)の
長期マセラシオンという、少し前ではあり得ない
ワイン造りをしたことを揶揄している。
ただ、それほど深い意味を持たせているわけではなく、
ワイン名もラベルも、言葉遊び、イメージ遊びです。
葡萄:シャルドネ100%
栽培:ビオロジック
畑・土壌:ベヒトハイムとその周辺。土壌は主にローム、
レス、少し石灰岩もある。
醸造・熟成:ブドウはすべて除梗。
果皮浸漬(6~8週間)させて発酵させる。
その後、古い木樽(バリック、トノー)を使って
熟成させる。SO2は無添加。
ノンフィルターでボトリング。
わずかに酸化を伴うパンデピス、奥から湧き立つような
マーマレード、スライスしたレモンを乗せた紅茶に
蜂蜜を一滴。果皮浸漬に邪魔されることなく素材となる
果汁の質の良さが明確に見える。太く大きなスケール。
わずかに梅の香味をアクセントにシャルドネらしい
密度のある果実。ドライですが果皮のタンニンが
浮き立つことなく立体感を描いています。
2017よりも果実の明るい個性が見事に焦点を定めていて
風格を感じます。余韻に太く上昇するように明確に現れる
果実の存在感。シャルドネの果皮浸漬として曖昧でなく
しっかりと着地を見据えた傑作。
(2021年8月 村岡)
(インポーター:オルヴォー)
商品コード:14459
ヴァイングート・ヴァインライヒ(Weingut Weinreich)
ヴァインライヒ醸造所はドイツのラインヘッセン地方、ベヒトハイム(ベライヒ・ヴォンネガウ)にあります。
2009年から、ヤン・ヴァインライヒ、マルク・ヴァインライヒ兄弟で醸造所を運営しています。
所有するブドウ畑はトータルで20ヘクタール、単一畑は、ガイアースベルク(Geyersberg)、
ハーゼンシュプルング(Hasensprung)、ローゼンガルテ(Rosengarten)、シュタイン(Stein)を所有しています。
いずれもベヒトハイムの畑です。栽培している品種はリースリングが30%を占め、
ほかに白ブドウはヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)、グラウブルグンダー(ピノ・グリ)、シャルドネ、
ジルヴァーナー、バフース(バッカス)、ケルナーを、黒ブドウではシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)、
ドルンフェルダー、シュヴァルツリースリング(ピノ・ムニエ)を栽培しています。
現在では管理する畑の98%でオーガニックを実践しています。醸造においても大部分がぶどう畑由来の酵母を生かした自然発酵です。
セラーでは小型のタンクを活用し、個々の畑の特徴を生かした醸造を行っています。瓶内二次発酵によるゼクトも生産しています。
年間生産本数は約15万本。醸造家団体「Generation Riesling(ジェネレーション・リースリング)」と
「Maxime Herkunft(マキシーメ・ヘアクンフト)」に所属しています。2016年から醸造所独自の基準で造る
ナチュラルワイン 「Naturlich Weinreich(ナチュルリッヒ・ヴァインライヒ)」というシリーズをスタート。
スティルワイン3種類とスパークリングワイン1種類をリリースしています。主にスキンコンタクトをしながら
発酵させるワインで、清澄やろ過は行わず、二酸化硫黄の添加もしないでボトリングしています。
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